ゲームごとのチューニング — ゲームプロファイルを生きた用語集として育てる
Playtoを使うと実際どうなるのかの3つ目の話です。前回は1セッションの中の話でした。今回は同じゲームを30時間続けたときに何が変わるかです。
ゲームは覚えている
遊んだゲームにはそれぞれ専用のプロファイルができます。Playtoがそのウィンドウを最初に見つけた時点で、自動で用意されるものです。キャプチャ設定、用語集、そして訳さずそのまま残すべき語のリストを持っています。
自分で作る必要はなく、埋める義務もありません。ただそこにあって、使うときを待っています。

最初は空のままにしておく
新しいゲームを始めて最初の1〜2時間は、何も追加しません。
モデルは一般知識とジャンルから拾えるヒントだけで動いていて、最初の見当をつける分にはそれで足ります。どの単語が実際に繰り返し出てくるか分からないうちに登録しても、結局は1回しか出てこない語に時間を使うことになります。
3回ハズれたら登録する
そのうちパターンが見えてきます。キャラクターの名前が普通名詞として訳され続ける。作中の造語が2通りの表記の間で揺れて、同じものかどうか毎回迷う。地名が微妙にずれた訳になる。
同じ語が3回誤訳されたら、そこで固定します。元の語を片方に、望む訳をもう片方に。以後はプレイを通してずっとその訳になります。5秒のタイピングと、これから先の百行との交換で、アプリの中でも最も割のいい取引です。

これと対になるのが、そもそも訳すべきでない語のリストです。原文のまま残したいキャラクター名、アイテムコード、短いUI文字列。よくあるものはすでに自動処理されているので、このリストはそのゲーム固有のケース用です。
やめどきを知る
読んだものの大半は、どこにもフィードバックする必要がありません。訳が少し変でも意味が通じるなら、そのままプレイを続けます。
厳選した20件の用語集は、思いつきで貯めた200件よりずっと効きます。この積み重ねを数セッション続けると、固有名詞は落ち着き、UI文字列は崩れなくなり、ゲームの読み心地は初日よりはっきり良くなります。その改善はそのゲームに残り続けます。
次の話は、プレイをやめたあとに何が起きるかです。
PlaytoにはSteamで無料版があります。手持ちのゲームの読み心地を確かめるにはいちばん安上がりな方法です。